おげんきですか?
朝晩は冷え込んできましたが、昼間はまだ暑いですね。
でも、季節的には今が秋なんでしょうね。
秋の果物といえば、『柿』ですよね。
今日は柿について。
柿には、7つの長所があるのを皆さんご存知ですか?
『酉陽雑俎』(ゆうようざっそ)と言われる、中国の唐の時代の荒唐無稽な怪異記事を集録した書物に記載されています。
その1:長寿。
その2:陰を養う。
その3:柿の木に鳥の巣はなし。
その4:木から落ちる虫はなし。
その5:紅葉は目の保養に。
その6:柿はお客のおもてなしに。
その7:その落ち葉に落書きが出来る。
といわれております。
柿は、様々な加工法によりそれぞれ異なる効能があります。
生柿:青いままで収穫し、追熟した柿には強い効能は期待できませんが、木の上で赤くなるまで熟した柿は、アルコールデヒドロゲナーゼというアルコールを分解する酵素が多く含まれており二日酔いの解消や熱を収める効能があります。
干し柿:胃腸を丈夫にし、腸の機能を回復して下痢を止め、熱を収め、止血します。(熱っぽく出血のある症例、特に下血に適応)
柿霜(しそう):ころ柿(渋柿の皮をむいて陰干ししたもの)の表面の白粉のこと。これは主にブドウ糖と少量の果糖などの成分です。咽の渇きを収め、痰を消す→『清熱潤燥化痰』 外用としては、口内炎などに粉を塗ると効果があります。
柿漆(ししつ):青く渋い柿をすり潰し、適量の水を加え撹拌しておき、20日後にできた粘りのある液が柿漆です。脳卒中の防止や高血圧の降下などに効果があります。
柿帯(してい):柿のへた。煎じて飲むと吐き気止め、げっぷ、しゃっくり、夜尿症などに効果があります。
烏柿(うし):火で乾かした色が黒いもの。殺虫、筋肉と皮膚の再生促進、痛み止め、下痢を止めるなどの効果があります。そのほか、薬を飲むとむかつくときに少し食べるとよくなります。
柿葉(しよう):柿の若葉を日陰干しし、蒸して乾燥させ、刻んで作ります。血圧の降下作用や血糖値の降下作用、血行をよくするなどの効果があります。
柿は捨てるところがないと言われますが、まさにその通りですね。
柿の上手な食べ方ですが、柿に含まれるタンニンは酸と鉄分をカルシウムと結合させて沈殿しやすいので、胃酸が多い空腹時には食べないようにしましょう。
いも類、特にサツマイモは、胃酸を生じやすいので、柿と一緒に食べないように。
貧血の方で鉄分、鉄剤を摂取している方も、柿を同時に食べないように。
柿とカニ、柿と生牡蠣(海)などカルシウムの豊富な海鮮と一緒に食べると腹痛や激しい下痢を起こすことがあります。これは冷やす作用があるからだと思います。
また、妊娠中、産後、病後は多食してはいけません。タンニンが多いので、多食すると便秘しやすいので気をつけて下さいね。
なんでも食べ過ぎは良くないですし、食べ方は気をつけたいですね。
それを知ってた昔の人は本当すごいと思います。
日々勉強ですね。
柿だけで、ここまで長いBLOGを書ける院長がいるのは、ここ⇩
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