着床前診断 研究結果 ー出生率は変わらないー 

おげんきですか?

雨の日が増えてきましたね。梅雨明けが待ち遠しいです

先週、着床前診断についてブログで紹介しましたが、今日ちょうど着床前スクリーニングについてニュースで取り上げられていました。

着床前診断ってなに??という方はコチラ→受精卵を子宮に戻す前に評価≪着床前スクリーニング≫

今日のニュースの内容をまとめると

流産を繰り返す夫婦に対して認められている「着床前診断」を受けても、診断を受けなかった人と出産率が変わらないという研究結果を、名古屋市立大とセントマザー産婦人科医院(福岡県)などのチームが発表。

流産の原因が染色体の一部が入れ替わる異常と判明した夫婦を対象に、着床前診断を希望した37組と自然妊娠を選んだ52組を約8年追跡、両グループとも、女性の平均年齢は約30歳、流産の経験は約3回。

結果は

着床前診断を受けて出産した人は67.6%(25人)
自然妊娠の65.4%(34人)

妊娠までの期間も
着床前診断が 12.4カ月
自然妊娠が11.4カ月

流産は
着床前診断が0.24回
自然妊娠が0.58回

つまり出産率、妊娠までの期間は変わらなかったけれども、流産は診断を受けた人の方が少なくなった、という結果です。

着床前スクリーニングは、現状では費用がとて高額で、診断を受ける患者側の期待がとても高いため、出生率は変わらないということを診断前にしっかりと説明することが重要、ということでした

先週のブログにも書いたのですが、日本産科婦人科学会もこういった研究を今年からスタートするため、着床前診断は今後もどういった結果が出てくるのか、、気になるところです。

 

鍼灸マッサージLIFE±治療院
横浜市西区浅間町1丁目7-12 PRESTIGE浅間町
電話:045-883-6025
@:life.hari9massage@gmail.com

診察日:火曜日~土曜日 9:30~19:00 日曜日 9:00~15:00
休診日:月曜日・祝日

※時間外診療
8:00~9:30・19:00~21:00の時間外のご予約もお取り頂けます。
時間外診療は完全予約制になります。
前日の最終受付までにご予約をお願い致します。

受精卵を子宮に戻す前に評価 ≪着床前スクリーニング≫

おげんきですか?

 

 

体外受精を行い、子宮に戻す(胚移植)前に受精卵の染色体を調べ、異常のない物だけを子宮に戻す”着床前スクリーニング”。

 

 

少し前になりますが、日本産科婦人科学会は今年2月、”着床前スクリーニング”の臨床研究計画を正式に承認しましたね。

 

 

この計画は、体外受精を3回以上失敗した人や、原因不明の流産を2回以上繰返した人を集め(3年間で600組)、着床前スクリーニングを行うグループと行わないグループに分け、体外受精でできた受精卵の一部を分析、流産、妊娠、出産の成績に差が出るかどうか調べるものです。染色体の数に異常があり、”不適”と評価されると子宮に戻しません。

 

 

染色体異常は流産や死産の原因になることが多いので、この臨床研究で子供を授かる確率が高くなるかどうかが 検証され、日本産科婦人科学会では、重い遺伝性の病気や染色体異常で流産を繰り返す場合などに限り特定の遺伝子や染色体の検査をこれまで認めていました が、すべての染色体を調べる検査はこれまで認めていませんでした。

 

 

排卵誘発や採卵を乗り越えて移植までいくも、そこで繰り返し着床しないというのは本当に辛いことと思います。

 

 

また、妊娠反応が出た年齢が40代であったり低AMHの人などの場合、染色体異常で流産してしまい、またホルモン値がもとに戻るまで数か月かかる場合も多いのが現状です。それを考慮すると着床前に受精卵をスクリーニングが出来ることは魅力的な方法に思える部分もあるかと思います。

 

 

しかし、スクリーニングによって”不適”と評価された場合は生まれる可能性があっても子宮に戻さないなど、”命の選別”になるのではないかという批判もあり、日本産科婦人科学会では会告で禁じていますが、今回は臨床研究として特別に認めたようです。

 

 

会告で禁じていても法律で禁止されているわけではないので、実際に着床前スクリーニングを行っている病院もありますし、そういった治療受けている患者様もいらっしゃいます。

 

 

今はまだ不妊治療の中でまだ一般的ではない“着床前スクリーニング”という技術。今後は少しずつ変わってくるのかも知れません。

 

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鍼灸で子宮環境や卵巣機能は改善するか

おげんきですか?

 

 

先週、東京大学鉄門記念講堂で行われた、不妊症に対する鍼灸治療の臨床研究会に参加しました。

 

 

赤門 ブログ

 

 

LIFE±治療院では、胚を戻すもなかなか着床に結びつかない患者様に対し、子宮の環境に特化して行う鍼灸治療や排卵誘発剤を使用してもなかなか良好な卵が採取できない患者様に対し、卵巣の機能改善に特化した鍼灸治療を行うなど患者様の必要に応じて施術しており、今回は当院でも行っている鍼灸の治療法の一部が症例報告によって発表されていました。

 

 

その症例報告の一部を結果だけ要約して紹介しますと

 

 

子宮の環境に対して
体外受精を3回以上繰り返して妊娠に至らなかった症例で、子宮内膜の形状が一定の基準にならず、凍結した胚を移植できない患者が鍼灸治療を受けた結果、54、4%の患者の子宮内膜の形状が一定の基準に改善された。また、改善され凍結融解移植を行った45、1%が妊娠した。

 

 

卵巣機能改善に対して
卵巣機能改善を目的に鍼灸治療を行い、医療機関の排卵誘発法に差が無く比較できた患者が鍼灸治療を受けたところ、66.7%の患者が3周期後に採卵個数の増加を認めた。

 

 

つまり、一定の方法で鍼灸治療を施すことにより、子宮の環境、また卵巣の環境を向上させたという結果でした。

 

 

体外受精を受ける人数は年々増加し、体外受精による出生児も増え続けている一方、病院での不妊治療の成功率は一定というのが現状です。妊娠を望む人へさらなる妊娠率の向上のために、西洋医学の不妊治療に加えて、私たち鍼灸師がお手伝いできるのではないでしょうか。

 

 

子宝の鍼灸に興味のあるかたは是非ご相談に来て下さいね

 

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UAE -メスを入れない子宮筋腫の治療ー

おげんきですか?
今年に入って妊娠発表した妊活休業中の大島美幸さんや、中山美穂さんなどが行った子宮筋腫の治療方法、”子宮動脈塞栓術(UAE)”。
最近患者様に聞かれる機会が増えました。
月経のある女性の4人に1人あるといわれている”子宮筋腫”。
子宮の筋肉にできる良性の腫瘍のことで、それ自体が生命を脅かすものではありませんが、放置すると10キロを超えてしまうような大きさになることもあるようです。また場所などによっては不妊の原因ともなりますので、妊活中の方にも気になる疾患だと思います。
そこで気になる子宮筋腫の治療方法ですが、主に手術と薬があります。
手術
●子宮を取ってしまう(子宮全摘術)
●筋腫だけ取る手術(筋腫核出術)
将来子供がほしい人や子宮を残す希望の強い人では筋腫だけ取る手術を実施しますが、最近ではこれらの手術に腹腔鏡を使って行う施設も増えてきましたが、大きさやできた場所によっては難しいこともあります。
●閉経状態にしてしまう治療(偽閉経療法)
●ピル(経口避妊薬)
偽閉経療法では女性ホルモンの分泌が少なくなるので更年期様の症状がでたりするため半年しか治療できません。そのため筋腫を小さくするために、手術前に一時   的に使用するか、閉経に至るまでの一時的治療として行われています。それに対して経口避妊薬ですが、最近のピルは女性ホルモン量が少ないので、筋腫が大き  くならず、症状も楽になりますし、更年期様の症状もありません。しかし、いつまで続けるのかが問題となります。
その他の治療法
集束超音波装置による治療(超音波により筋腫を小さくする)
子宮を栄養する血管をつめてしまう治療法(子宮動脈塞栓術)
日本産科婦人科学会のホームページをみても、子宮動脈塞栓術(UAE)は一番最後にちょこっと記載されていて、保険も効かないですし、まだ行われている病院 も少ないのが現状です。
UAEの具体的な方法は、カテーテルを右足の付け根から挿入して、X線で見ながら筋腫へ血液を送っている子宮動脈まで進め、カテーテルの中にゼリー状の詰めものを流すことで、子宮筋腫は栄養を絶たれてしぼませる、というものです。
つまり、子宮筋腫を養っている血管を塞ぐことで子宮筋腫を壊死させるという方法で、欧米(特にアメリカ)では子宮筋腫に対する特別な治療法ではないといわれ ており、再発が懸念される多発性筋腫や、手術をすることが難しい場所の子宮筋腫に対してUAEという治療を選ぶことがあるようです。しかし妊娠を希望する 方に対して行うことには統一された見解はなく、日本では特に妊娠希望者に対しては十分なデータが無いため行わないという施設が一般的です。
UAEを実施している病院⇒ http://byoinnavi.jp/k12
40歳でUAEを受けた子宮腺筋症の患者様が42歳で出産したと報告している病院もあるようです⇒東京UAEセンターhttp://home.netyou.jp/aa/uae/
UAE は有名人の手術体験、その後の”妊娠”で少し注目された方法ですが、妊娠希望者に対してはその後の子宮・卵巣機能のリスクなども含めて考えるとまだまだ慎 重であるべきというのが一般的のようです。侵襲性が少ない、術後の回復が早いという点では子宮筋腫の治療として今後の発展が期待されるかもしれません。

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”いつかは” ”いますぐ” こどもが欲しいあなたへ 横浜市の妊活セミナー

お元気ですか?

 

 

”いつかは” ”いますぐ”こどもが欲しいあなたへ

 

 

こどもが欲しい方や応援したい方を対象に、横浜市が妊娠・出産に関する啓発イベントを開催するようです。

 

 

これは平成26年度の内閣府の地域少子化対策強化事業補助金の交付を受け、横浜市が結婚・妊娠・出産・子育ての「切れ目のない支援」のための環境づくりをめざすということで始まった事業の一部です。

 

 

LIFE±治療院では、妊活鍼灸治療の患者様に多く来ていただいていますが、妊活の情報でどれが正しいの??と相談を受けることがよくあります。

 

 

インターネットで簡単になんでも調べられる時代ですが、どれが正しい情報なのか判断するのが難しいこともありますよね。やはり専門家に相談するのが一番有効だと思います

 

 

今回は横浜市が専門家を呼んで妊活セミナーを行うとのことなので、興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか?

 

 

もちろん、LIFE±治療院(横浜駅)にも専門の不妊カウンセラーがおりますので鍼灸とあわせて興味がある方、相談に来て下さいね

 

 

横浜市の妊活セミナーの概要

日程  平成27年2月22日(日) 12時受付開始 12時30分開演

場所  横浜情報文化センター6F情文ホールほか
みなとみらい線 「日本大通り駅」

対象者 妊活に関心のある方(市内市外、男女問わず)
※小学生以下の方は、ご入場いただけません。保育はありません。

第一部 講演会 12:30~14:20 (定員230名)

第二部 ●不妊スペシャリスト(不妊症看護認定看護師、認定臨床エンブリオロジスト)による個別相談コーナー13:00~16:00

      ●不妊当事者同士での おしゃべり会14:40~16:10 (不妊当事者限定50名)

詳細・申し込みはこちら↓↓
http://www.city.yokohama.lg.jp/kodomo/katei/funin/20150105113327.html

 

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